海外旅行保険はこうチェックする！

旅行保険の基本内容はだいたいこんな感じ。

• 傷害　　　　　旅行中の事故やケガの補償
• 疾病　　　　　旅行中の病気にかかわる補償
• 賠償責任　　　旅先で他人にケガをさせたり、ものに損害を与えた場合の補償
• 携行品損害　　海外旅行中の持ち物などの損害

ぼや～と呼んでいること多くないですか？

情報がどんどん増えて便利になるほど、じっくり読むことが少なくなっています。

どこも同じと思わないで、どんな時に使えるのか、また免責などの条件、よく把握することが大事ですよ。

これから海外に向かう人は、必ずコロナ対応の保険をチェックしよう。

また、渡航先の条件として、コロナに羅漢した場合の治療費にかかわる旅行保険に加入することが条件になっている国もあります。その際には、最低治療費の補償金額を明示している国もあります。必ず外務省または大使館に確認しておきましょう。

いわゆるパッケージツアーには、特別保証債務などがありますが、個人の過失などには対応していませんよ。コロナも疾病ですから、当然、帰国前検査で陽性になってしまった場合は、そこからは別行動。添乗員さんもほかのツアーのお客さんもあなたのために残ってはくれません。

通訳さんを頼むなり、現地係員を手配するにしても、１時間後にすぐ来てくれるわけではありません。

隔離となれば、食料の買い出しにも困ることでしょう。小さいお子さんのいるご家族など、海外に知り合いや家族が済んでいない場合は、その部分もフォローしてもらわなければならなくなりますよね。

それでも無事に日本に帰国するためには、現地のコロナ患者の対応と、PCR検査での陰性証明が必要になります。

ホテル代、治療費、飛行機代、現地での係員さんなど最低でもここは押さえておきましょう。

 旅行保険の扱いは会社によって多少の違いがあります。

コロナについても、各社どんな条件で、どんな補償があるのか、その違いなども比較しましょう。

特約にはその人の旅ならではの便利なものがあります。

例えば、コロナの治療費は出ても、飛行機のチケット代は出ない場合、キャンセル特約があるかどうか。

待機中の備品の購入はカバーされるのか。などなど。

延泊などの費用は、どの項目でカバーできるのか、別途特約が必要なのかで、補足する項目が変わってきます。

特にパッケージではなく手配旅行、または、個人手配での旅。

この場合は、すべて自分でしなければなりません。

クレジットカード付帯の旅行保険だけでは、どうしても不十分となることは想像に難くありません。

かならず補う項目をチェックして、必要なものをプラスする意味でも旅行保険に入りましょう。

例えば、旅行変更費用などは、通常、飛行機の遅延などで補償される項目ですが、乗り遅れたり、コロナ羅漢で変更を余儀なくされたときにも適応される場合もあります。

他にもコロナに羅漢した場合にも補償対象になる特化した特約も出ています。

せっかくいろいろと特約をつけたのに、条件違いで対象にならなかったなんてことが起きないようしましょうね。

昨今の保険は殆どがネットで完結しますが、便利な反面、内容の把握が出来ていないと、あとで後悔することになりますよ。

保険というのは、使わないで済むならそれに越したことはありません。

前ページで書いたように24人に一人が請求をしているといいうのは、殆ど人が使わないで済んでいるということです。

その数千円が惜しい、どうせ使わないよ。も、本人の考え方で入る入らないも自由です。

が、あくまで万が一の時のために入るもの、その代償も旅行費の一部と考えた方がいいと思います。

一方で、なんでもかんでも入っておけばいいかというわけでもありません。

待機のホテル代が出る！と入った保険。条件欄には「医者の指示による」という項目があったり、指定の場所と書いてあったり。

その他、感染者には出るが、濃厚接触者は除かれるという文言があったり。

よく条件を理解した上で保険を選ぶことが大事です。

保険選びでつい見逃してしまうのは、連絡方法の取り方です。

瀕死の事故でもない限り、何かがあれば、現地から自分で保険会社に連絡をとることになります。

海外で病院にかかる際に、どこでも旅行保険が使えるかというとそうでもない。

今は提携先が決められていることも多く、その場合、日本語を話すスタッフが同行してくれたりする。

とても手厚くて便利なことですが、逆にすぐには対応できない場合などもある。

すぐに病院に行く必要がある場合は、当然立替になるが、その際の診療費は当然自腹になるし、あとで保険会社に請求する場合の書類も必要。

保険さえ入っていれば大丈夫というのは、あくまで補償内容が手厚いのであって、その保険を使うのは、加入した本人であることをお忘れなく。

加入者が欲さなければ何も出てこないわけですよ。

ということで、行く先々で細かいケアが出来るかどうかが大事なポイント。

現地から電話をする場合、フリーコールか、滞在先の国にオフィスがあるのか、日本語で対応してくれるのか。

自分の当たり前が違うこともありますよ。ネットでサクサク入れる旅行保険ほど、内容は良く読んで決めることが大事です。

加入して安心はもちろんですが、使い勝手が良いというのは、さらにその上にあります。

連絡のしやすさ、対応のスムーズさは要チェック項目です。

クレジットカード付帯の海外旅行保険でOK！と思っていた人。

海外旅行に行く行かないに関わらず、いいチャンスですから、ここで自分の補償も確認してみてはいかがでしょう？

意外にどんな内容か知らない人が多いと思いますよ。

今回のトピックからすると、疾病などの病気補償にコロナ感染に関わるPCR検査や、細々とした隔離だのなんだのが対応しているかはまず知っておくと良いですよね。

そして、もう一つ、大事なことはヨーロッパなどでは、３万ユーロ以上の旅行保険加入が入国の条件になっています。

これ、あなたのクレジットカードの保険でカバーされていますか？

そして前ページにも書きましたが、実際の医療費は海外では高い！アジアでも300万～500万の支払い請求は珍しくない実情ですよ。

さらに注意が必要！

持っているだけで使えるものか、年間の利用料や、旅行商品をカードで購入することで付帯するなど条件がある場合もあります。

あなたのカードの条件は大丈夫ですか？

利用付帯の場合の条件、きちんと確認しておきましょう。

年会費無料のクレジットカード。

海外旅行が付いています。

でも、よくよく読んでみると・・・・

一例を挙げましょう。楽天カードはスタンダードとゴールド、どちらもですが、

保険が有効となるには、日本を出国する以前に 『募集型企画旅行の料金』 に該当する代金を 利用条件のある楽天カード で支払っていることが条件になります。と謳っています。

つまり、飛行機のチケットだけ、ホテルだけ、いやいや、両方とも買った。けど、別々に手配では、無料付帯の海外旅行保険は使えないということです。こういう条件、ちゃんと確認しないと、入っているつもりで、実は保険無しでしたということになりかねませんよ。 

最大で2,000万円補償とか、3,000万円とか書かれているクレジットカードの付帯海外旅行保険。でも、その内容は知っていますか？

下記の表を見てください。

死亡では2,000万円ですが、疾病治療費では200万円です。

これで、海外でコロナ陽性となったら、多分借金生活になります。

このように、最高額ではなく、内容額が重要になるんですよね。

同様に、救護者費用や、携行品損害、状況によっては、手荷物遅延・航空機遅延時の補償についても、考えたほうがいいかもしれません。

• カード会社の改定を確認していますか？

すでにコロナが発生してから３年を経ています。

世の中がどのくらい激減したかは言うまでもありませんが、経済影響のせいか、各カード会社の海外旅行保険もかなりが改定になっています。

楽天カードについては、先にも書きましたが、改定前は、自宅から空港に行くまでの交通費をカードで払っていればOKでしたから、大きな改定と言えると思います。

他にも、自動付帯から利用付帯に変更したもの。

カードのランク種類によって、条件が変更になったものがあります。

あなたのカード、今まで通りの条件で使えているか、必ずチェックですよ！

パッケージツアーを申し込む、または手配旅行を頼む、その時点で、大抵の人は旅行保険を勧められると思います。

個人的には、コロナ禍の今日、旅行保険は必ず入るべきと思います。が、人に薦められるがままというよりは、燃油サーチャージも上がり、円安も進んでいることですから、旅行前に無駄なお金は少しでも節約したいところですよね。

まず、すぐに薦められるがままにはいるのではなく、何が必要かちょっと考える時間を作りましょう。

クレジットカードに付帯の海外旅行保険が付いているなら、その条件を確認して、不足の分をフォローするようにしましょう。

行く国によって、サービスの内容が変わることがあります。

繰り返しになりますが、目安としては、直通番号がある、その国にオフィスがあるかなしかで手配の速度が全然変わります。

ウェブで入れる保険は便利だしお手軽ですが、入っておけば安心というよりは、いざという時に連絡がスムーズに進む方が大事だと思います。

慣れない旅先で連絡が難しいと、時間ばかりがかかって心も病みます。

旅先が決まったら、目的やリスクで、自分に合った補償内容をカスタマイズしましょう。

無駄なものは省く、必要なところは手厚くです。一人旅と子供を連れた家族旅行では、リスク配分が変わってくるのは当然ですよね。

面倒くさがらずに問い合わせをすることで、よいアドバイスを得ることも出来ます。

正しい情報を出国前にちゃんと調べておくこと。急がば回れはいざという時につくづく感じると思いますよ。

海外旅行保険は出発前に空港のカウンターでも入れます。

日々忙しい中、調べるのも面倒だし、早めに行って空港でwifi機器を借りたり、保険に入ったり、そうです。確かに空港は巨大なコンビニエンスストアです。足りないもの、日本でやっておくべき最後の砦です。

それでも、海外旅行保険は自宅を出る前に完了しておきましょう。

それは、自宅を出た時点で旅行がスタートしているか、空港からスタートするかという違い。

これは、私個人の経験ですが、海外旅行に行くための空港に向かって車を走らせている早朝。高速道路でものすごい霧に遭遇したことがあります。

センターラインも見えないくらい真っ白。

飛行機の時間もあるので、停める訳にもいかずに、スピードを緩め、ハザードランプを点灯しながら減速して運転していたら、突然、目の前に横転した車が現れ、あぁっと車線変更したら、そっちにも中央分離帯にひっかかった乗用車！

あやうくこちらも事故になりそう、全身から血の気が引きました。まさに危機一髪！

さて、ここで何かあって、ケガをする、飛行機に乗り遅れる。

旅行保険に既に入っていたら、この行きの事故でも旅行保険の適用になります。

空港で入ろうと思っていた人は当然アウトです。

保険はあくまで万が一の時のために入るもの。リスクを少なくするためには、自宅を出た時から旅行は始まっていると考えて準備しておいた方がずっとお得で安全です。