きっと将来の海外旅行に役立つから part4

海外一人旅はサバイバル英語で乗り切れ!

まず、言葉なんて何とかなるものと体感する!

 ってなこと言っても、日本語は世界で日本でしか使っていない。しかも島国人間なので、海の向こうは魅力がいっぱいだけど、同時に不安もいっぱいですよね。言葉が不安と言う理由で、自由旅行を諦めている人はとても多いのです。

トルコの靴磨き屋さん。席を外していた間に乗っ取りました!
トルコの靴磨き屋さん。席を外していた間に乗っ取りました!

しか~し、であるのだよ、君!

 この世の中にいくつの言語があると思いますか?そして、世界中の人々は何語で話していると思いますか?「うっせいわ!」と言われてしまいそうですが、基本、どこの国でも誰もかれもが自分の母国語で話をしていますよね?

 旅に出ると分かるのですが、母国語しか話さない人ってとても多いのですよ。と言うことは、殆どの場所で言葉は通じないものだと思ったほうがいいかもしれません。でも、世界中を旅している人ってたくさんいます。ガイドさんや通訳さんを頼むということも出来ますが、よほどの秘境や無法地帯でもない、ごく普通の観光でそこまでしている人はそんなには多くないかなと思います。

 現に、ちょっと前にインバウンド熱に浮かれていた日本に外国人旅行者はわんさかいたけれど、日本語しゃべれる人なんて殆どいなかった。けど、けっこう自由に楽しそうに旅していたじゃないですか。

 そもそもですよ、風の向くまま、気の向くままこそが自由旅行の真髄なのに、通訳がガイドなどの手配が多いと言うことは、それだけ、気分に合わせての旅は難しくなります。計画好きで、心配性な日本人は予定が詰まっていないことの方が不安になるようではあるのですが、旅の予定は「大まか」が実は楽ちんなのですけどね。そのいい感じの適当さは、またの機会にお話ししますが、今回は言葉の不安を取り除きまししょう。

 兎にも角にも、旅ってものは、別に共通語を持たなくても出来てしまうということを(信じられなくても)とりあえずインプットしてしまいます。

それでも、ま、英語か・・・な。

 世界共通語といてはやはり英語ということになる。これは救いと考える。とりあえず、日本の外国語教育は英語なので、使い慣れていないけれど、身近には感じられるではないですか!

 どうぜ、世界に出たら、自国語を話す人ばかり、世界中が英語を母国語にしているわけではないので、必要最小限の意思疎通が出来ればなんとでもなってしまうと信じましょう。

あれでいいのよ!絶賛される海外ロケ・ブロークン英語の芸人さん。

 現在は海外ロケが出来ないから、テレビではお目に掛かれないけど、日曜の夜に放送されているテレビ番組に登場するお笑い芸人さん。とてもブロークンなというか、聞き取りと身振り手振りと直訳の単語の羅列で思わず笑ってしまうけど、ちゃんと目的を達成する企画。

 もちろん、テレビ的は仕込みはあるだろうけれど、彼のセンスと度胸は旅の真髄、基本中の基本と言える。日本の通訳ガイド資格を持つ人たちにも、「あれでいいのよ、いえ、あれがいいのよ!」と絶賛されている。

 多分、絶対に近い確率で、誰でも同様に出来るはずだと私は確信している。だって、だれも助けてくれる人がいなければ、人は目的遂行のために何か行動をするはずだし、必死になってやるはずだから。

 そして、それは、ネガティブなものではない限り、たくさんの人に助けられるし、コミュニケーションをとることが出来る。そもそもですが、英語が苦手な人ってね、日本人の前で英語(らしきもの)を話すが恥ずかしいだけなんだよね。分かるよね?

 どうしても正しい英語で話さなければいけないみたいな気分になっちゃうのよね。でも、まわりがみ~んなガイジンだと、何でかめちゃくちゃな言葉も単語羅列でしゃべるし、なんとなく伝わるし、はたまた謎なのだけど、相手が何を言っているのか、な~んとなく分かるものなのね。

 多分に誤解と思い込みが含まれていて、どこまでが本当か分からないけど、たかが、旅先での行動ですから。1億円のビジネスの話しじゃ大変だけど、多少間違っていても、大したことにはならない。大事なのは、日本人がついやってしまいがちな、イエスの乱発だけは気を付けること。

 分からないと、つい、イエス、イエス、って、多分、日本語の相槌、はい、はい、みたいなノリとクセだと思うけど、これはけっこうくだらない金銭のトラブルになる場合があるから、分からないときは「イエス」を封印する。

 これが大事なコツ、それだけですよ。

ビエンチャンの町角。全く言葉が通じなかったのに、怪しい物売りの呼び込みを手伝ってあげました!
ビエンチャンの町角。全く言葉が通じなかったのに、怪しい物売りの呼び込みを手伝ってあげました!

どれが正しいかはあまり意味がない、かな。

 本当はね、言葉はちゃんと習ったほうがいい。これ、大前提。だってね、妙に上手なスラング日本語を使いこなすガイジンより、美しい日本語を使うガイジンの方が好感度は高いのは当然のことです。自分に対しての戒めも含めて、国際活動(海外旅行も!)をするのであれば、ちゃんと習うべきだと思います。

 ここでは、とにかく海外旅行の第一歩、しゃべる、自分の目的物を掴むという視点で書いているので、とにかく伝わればいい!という言葉も正しいと思っていますが、もし、この壁を徐々に乗り越えて、もっと上の会話を目指そうと思ったら、ぜひ正しい語学教育にチャレンジしてみてください。

 気を付けたいのは、変に慣れた言葉を使うやつ。その方がフレンドリーでカッコいい!っーのか、やたら砕けた言葉を教えたがったりするやつ。そりゃ、ペラペラのネイティブや、バイリンガルで育った人なら問題はないでしょうが、どうしたって後天的に覚えた外国語を使うのであれば、たどたどしくても、丁寧で心のこもった言葉を使ったほうが印象もいいし、いい人に出会います。

 自由旅行をすると、びっくりするような乱暴、卑劣、卑猥な日本語に出くわすことも多く出会います。少なくとも彼らが自分でその言葉を学習したとは思いません。アニメなどの文化インポートの影響でもありません。まあ、どこの言語でも悪い言葉は覚えやすいといいますからね。言葉は文化。文化程度の低い日本人たちもある一定数はいるわけです。異国の地で自分の国の片鱗を見せつけられるのも海外旅行の一つの側面です。

 あ、ちなみに、ガイジンも実は良い言葉ではありません。外国の方、少なくとも外国人というのがいいと思います。どう違うのかというと、印象というか、使われるシーンの持つ意味とかの違いです。

動詞は5つで旅は出来る!

一人旅を乗り切るサバイバル英語

 動詞5つをとりあえず使えば、何とかなる。基本は be, have, get, go, want. です。もっと少なくても行ける!という気合が一番大事です。とにかく行く前に不安に思うことが一番の問題です。体験からすると行けば何とかなるものなのですが、行かないと実感が湧かないので、とりあえずこの5つの動詞を使って、日常の欲しい、やりたい、行きたいを網羅しちゃいましょう!

 英語は旅の基本とはなりますが、これが正しいと言うのはないと思っていいと思います。要は自分の意思が通じることが大事です。私は、インドの巻き舌英語が個人旅行初体験でした。それはそれは学校で習うカタカナ英語とは違いましたが、彼らは胸を張って、ブリティシュ・イングリッシュだと言っていました。英国の植民地だったせいか、ロイヤルイングリッシュに自信をもっていると殆どの人が豪語しておった。5週間も旅行をしたおかげで、彼らのブリティシュ・イングリッシュはかなり聞き取れるようになったのですが、その後に移動したオーストラリアでは全く聞き取りが出来ませんでした。オーストラリアもイギリス英語のはずなのになぁ。。。。。

 あ、余談ですが、イギリス人に言われたのですが、私たちが日常に習っているのは、米語であって英語ではないそうです。彼ら、英語のネィティブたちは、会話をすると、どこの国の出身かすぐに分かるみたいですが、私には全く分からない。

 まあ、その程度の英語力なんですけど、とりあえず、通じることが先決なので、間違っていても、多少は失礼なことであっても、愛嬌で乗り越えれば、相手が汲んでくれるくれると考えています。なので、怖い顔で緊張せずに、いつものフレンドリーな普段の顔であることの方が大事です。

現在・過去・未来・そんなこと気にしない!

 英語を母国語としてる国とは別に、英語を公用語としている国もあります。アジアの多民族国家などに多いです。例えば、シンガポールとか、マレーシアとかです。町中では、マレー語、タミール語、広東語等がこちゃまぜになっていて楽しいですが、公用語の英語がとっても私たちにもなじみやすいんですよ。例えば、英語学習で面倒くさい、過去形とか現在完了形とかですが、ここでは、I go to the hotel tomorrow. 現在形だけ知っていればOK。明日とか、昨日とかを付ければ、成り立ってしまいます。確かに、分かる。もっとフレンドリーなことには、日本語でもよく使う「でしょ?」みたいな付加疑問と言う形。それも、どれもこれも"isn't it?" です。発音はイズニ? 会話の最後にイズニ?と語尾上がりで付け加えれば、~~だよね~?みたいな気軽な会話になります。スペルも読みやすい。英語のいやらしいところは、書いた通りには読まないところ。オレンジをオランジと覚えた人も多いのでは? 音声表記の日本人にはどうも馴染めないけど、アジア英語は日本人に嬉しい。例えば5月はメイですが、スペルは英語だとMay 、これが mei だったり。けっこうローマ字読みも多かったりして、私たちには却って読みやすかったりします。

 こうした言葉は、シングリッシュとかマングリッシュと呼ばれたりしますが、間違いなくその国の公用語としての英語です。こう考えると、英語が出来ないという理由で海外旅行を諦めるなんて勿体ないと思います。

 言葉は文化。私たちが学習能力を問われる英語と、旅で行動をするための言語とは趣が違うものと考えて、どんどん行ってみるが先です! 

とにかく主語!自分が中心!

 旅先に敬意を表するのは基本中の基本。滞在地の禁忌と挨拶くらいは覚えていくのはマナーと心得ましょう。日本に来た外国人が靴を脱がないで家に上がり込んだら嫌でしょう?

 「こんにちわ」、「ありがとう」と日本語で言ってくれると、嬉しい気持ちになるでしょ?

 

 さて、be, have, get, go, want この5つの単語でとりあえず旅に行きましょう。とっかかりはけっこう簡単です。まず、気持ちを大きく持つ。例え使う言葉が違っても、相手は同じ人間です。そして、基本行動に何か特殊なことなどありませんからね。

 何度も繰り返しになりますが、日本人は基礎が出来ていますから。飛行機の中とか、乗り換えとか、滞在地とか、大抵のガイドブックにも基礎的なひな型は書いてあります。丸覚えでも良いのですけれど、どこの国に行っても、日本からの飛行機が付くと、入国管理の人は大抵日本語を使ってくれます。がくっ!けっこう安心でしょ?まあ、逆を言えばそれだけ日本人は英語を話さないが浸透しているのかもしれませんが、殆どの人は、相手が何を言っているかくらいはわかるみたいですよ。緊張せずに力を抜いて。絶対、大丈夫。相手も仕事、よほど怪しくない限りはすら~っと通り抜けられると思います。言葉の壁くらいでキョトキョトして怪しまれたら損です。

 緊張して聞き取れないかったら、分かりませんと言いましょう。アイ・ドント・ノウ。これくらいは分かるでしょう?それ、このシチュエーションでは正しい表現ではないよと言うなかれ。聞き取れなくて、分からないんだから、相手に分からないと言うことが伝わればいいのですよ。相手はこちらに用事があって話しかけているのでしょうから、分かるように話さねばならないのは、相手の問題です。

 ホントですよ。だって私は、昔は何か聞き返されても良く分からないので、相手がイエスかノーかで答えられるような文章を覚えたし、最終目的を達する必要最低限の言葉を繰り返していました。そうやってだんだん上達していくものですから。どこでも簡単なイラストを描けるようにメモ帳と首からボールペンを下げていたし。今ならスマホですぐ画像をググれるでしょうね。話せないし・・・ではなく、行けば何とかなると思った方が成功するものです。とにかくなんでもいいから目的を達成できれば、ペラペ・・くらいの能力はあると自信を持ちましょう。思いのままに旅をするのは、要求にジコチューなこと、自分中心に脳みそを切り替えています。

 さあ、ここからは、自分が主役となります。日本にいるように、誰かに気を使ったり、人の目を気にすることもありません。まずは主語、いやらしいくらい、理屈っぽいくらいに主語から話すクセを付ける。海外でとにかく旅をしたいなら、主語から話すが大事です。そして、自分が旅をして、何とかしないといけないので、何もかも「私」です。

 今、家でお籠り生活をしている一人暮らしならともかく、家族と一緒なら、こんな考え方していると、わがままだなぁと言われてしまいそうですが、私は私、人は人、という割り切りを身に着けるいいチャンスかもしれませんよ。

 みんなが自分の意思を伝えられれば、相手が何を求めているかも分かりますよね。例え同じ場所で時間を共有する間柄であっても、何もかも一緒にする必要はないという意識も旅には有効です。

 お互いを尊重して、勝手ではなく、自由であるという違いを身につけましょう。そう、身勝手と自由の違いがわかることはとても大事なことです。

自分が主張しなければ、相手を尊重できない思考回路を作る

 日本人社会では、私、私、という人は嫌われちゃいますが、海外ではまず「私が」が大事です。誰も嫌ったりしないどころか、それがお互いの尊重となります。でも主張して威張っているだけで何も出来ない人じゃだめですよ。私はこうする、あなたは? それだけです。相手がなんとなく違うことを欲している様子、それに付き合えるならそうすればいいし、あなたが望まないなら、じゃ、私はこうするので、行くね、後でね、等々。自分で決めたことをすればいいわけです。

 そんなぁ、はっきり言えないよ。。。。的なこと、とても多いと思います。でも少しずつでもいいので、出来ることはやるけど、出来ないことはしないよと自分自身の思考回路の転換を試みてください。。生き方変えちゃうんです!人間そのものが変わるわけではないのですよ。けっこうヤな奴になってみたらの提案です。

 ここでのヤな奴の定義は、分かりやすい人になることです。相手を思いやるのは美徳ですが、我慢しなくても思いやることは出来るでしょう?そして、自分で思うことは、なんでも自分でやってみる。結果を自分自身で受け止めることです。

 ほんとうに小さなことですよ。今日のお昼どうする?の次元です。そんなことで、生き方もとても楽になると思います。まずは、この思考回路を試してみたらどうでしょう。

 もちろん、無理してすることはありません。つらいことをすると、嫌いになりますからね。これは、あくまで提案です。でも、自由に海外旅行をするには身に着けておくと便利なことですよ。

 ふと頭の片隅に、そんなこと言ったら嫌われちゃうとか、本当はそうできたらいいのになぁ。って思うことは誰でもあると思います。でも、そこから抜け出すのはそう簡単ではないことも事実です。誰も私のことを知らないところへ行きたい!と思うことも、海外旅行に結び付く一つのきっかけになりますよね。自分探しの旅っていうのも、一時流行りました。少しでもそう思ったことがある人なら、大丈夫、きっと自由旅行出来ます。そして、例え外国語が苦手でも、一人旅も出来ます。

 もっと言えば、自分を大好きになれます。もっともっと言えば、人を自分と同じくらい尊重できるようになります。

バスも列車も YOU あなたです!

 ものをはっきりと言わない、言えない。そこには日本ならではの美徳があります。それは悪いことではない日本の和の文化です。そこを否定する必要はないと思います。とかく海外からは理解されずらい文化ですが、いつかそれがどんなに素晴らしいものか英語で説明できたらいいなぁと思って国際人を目指してください。

 

 さて、自分を主張すことは、自分に責任を持つことにもなるので、やってみるとけっこう大変なことかもしれません。ですが、旅に限らず、生きているってこと自体が常に選択の連続です。朝起きて、今日何着ようから始まっています。傘を持っていこうか、靴をどれにするか等々。

 海外の同じ。でもずぅっと楽しい!見たことのない景色、人々、食べ物も喧騒も聞き慣れない。って、空港にずっといる訳にもいかないので、最初は移動の選択、タクシーに乗って、住所を書いた紙をみせる。ん~、簡単じゃん。でもせっかくの自由旅なので、駅に行くなり、バスに乗るなりしましょうよ。

 

 このバス(電車)は○○に行きますか? 

 

これからです。さて、これを英語で言う。。。えっとThis bus・・・・

もっと簡単。Do you go to 〇〇? だけ。

あなたは?そう、YOU 。何でもかんでもあなた。メニューを頼む。オーダーも Do you have ○○? または I want ○○.

 

あ~ら簡単。そんなんで良いの?良いのよ。

面倒くさいことはなし。目的地に行ければいいの。食べたいものが食べられれば良いの。 

I want チケット to 〇〇(地名) プリーズ。これでチケットも買える。

あとは、現場でのやりとり、相手が何か聞いてきて、分からなくてもとりあえずチケットは買える。

特急か普通か、指定か自由席かはあるかもしれない。

そしたら、知っている単語はいくらでもあるでしょう? ファーストとかリサベーションとか、何だっていい。こちらの意思が通じれば良いのだからさ。トゥディ、トモローをくっつければ、相手も今日のチケットなのか、明日のチケットを欲しがっているかくらいは分かるでしょう。

  セビリアの国際バスターミナル
  セビリアの国際バスターミナル

 そもそも、駅でトレイン、トゥモロー チケット ○○(地名)この4つを言えば、チケット位買える。チケット買う場所が違っていれば、あそこに行け位は教えてくれる。自動券売機の使い方が分からなければ、そこいらにいる人に聞く。

 多分ね、言葉を話すことより、話しかける行為の方が難しいことだよね。とにかく、最初の一回だけ。ほんとうに1度やれば、その後は全く問題なくなります。たった一度、エクスキューズミーと言えばいいだけです。

 あとは I want チケット、〇〇(目的地)指差し、身振り、手振り。そもそも英語圏でなければ、共通語がなかったりするわけです。それでも何とかなる。騒いでいるうちに、誰か助けてくれるものです。3歳児くらいになったと思って、楽しめる気持ちがあれば、これぞ旅だ!とうきうきしてくるってものです。

 

 ここでもう一つ、確かに海外旅行には治安の問題で気を付けなければいけないことはあります。が、この地球に住んでいる殆どの人は親切な人であり、日々平穏に暮らすことを望んでいる人です。そう、旅をしたいと願っている私たちと同様に。

今をつかむ!

 言葉が通じないことが不安なことですが、旅を楽しむ一つのツールになることもあります。それより、行為としての「聞く」という行動さえクリアできれば、海外自由旅行はほぼ成功と言っても過言ではないかもしれません。

 語学力の向上はあっという間という訳には行きません。旅をするということは、五感六感に沁みわたって細胞レベルで人間が活性化していくのを感じられます。

 今は、リモートや、外出自粛など、憂鬱な気分になる反面、外出が億劫になったり、怖く感じたりします。SNSは便利だし、AIは何でもやってくれるけど、身体と頭を使って動くということは、気分がガンガン上向きになっていくものだし、広くて大きな景色を見るだけで、悩みやつらさが何でもなくなってしまうものです。

 でもこの時期は必ず終わります。コロナ後の旅行のスタンダードはどう変わるかまだ見えない部分も多いのですが、世界の人々の暮らしは、いつも楽しく美しいものだし、旅は人生を本当に豊かにしてくれます。

 この時期に、ぜひ、ガイドブックでも1冊買ってゆっくり読んでみることもいいかもしれません。日々行う当たり前の景色も、意識してみると、何だかとても面白いものに感じたりします。

 何処に行こうか。いろいろと考えています。大きな街、広い自然、列車もいいな。普段の暮らしを意識して、なるべく歩く、広い視野で見渡す。料理もちょっと工夫してみよう。