ワイナリー探訪記 バルセロナから part3

ワインを作るのは、誰?

自然、土、職人さんの深い愛情、そして地下に棲む妖精たち

さあ、いよいよ地下蔵に!

 

 

地下蔵に行きます。薄暗いです。

 

これはワインを発酵させるために混ぜ混ぜする疑似体験しています。

醸造酒なので、日本酒や醤油作りと近いものを感じます。

何も入ってないけど、実際にやるとどのくらい大変かは想像がつきます。

重労働なので、私は飲むだけが良いね、やっぱ。

 

ワイン樽の材質や生産地によっても味が変わるとのこと。ソムリエって、ぶどうの産地や、年代だけでなく、樽の違いも見分けられるのかね?

 

貯蔵庫に住む妖精たちにもご挨拶

 

 

どこのワイナリーも大事にする貯蔵庫に住む妖精たち。

カビ?っての?菌?

天井から下がるふわふわの埃は、埃ではない。酵母菌?だけでもないらしく、ものすごい種類の微生物がいるらしい。

ガーディアンエンジェルって知っていますか?

守護天使とか言われているのですが、お家に棲む守り神のような感じ。

それ、思い出しました。

貯蔵庫ごとに異なる妖精たちが、この家の味を守り続けている。

突然、ロマンチスト!

 アホのような顔で必死に説明を聞いています。彼女は、英語もとっても上手、自然発酵がいかに手間がかかるか、しかし、良いワインのために大事かを澱の落ち方を見せながら丁寧に解いてくれます。昔ながらの製法を守っているのは、手間もかかるし、量産も出来ない、職人の気合いを感じます。

 もちろん、祐子さんは英語、スペイン語ペラペラだから、どんどん質問できますよ~。地下はひんやりとしてお酒の品質を保っています。

いよいよ待ちに待ったワイナリ―の試飲です

 

地下蔵を上がると、うっ!まぶしい日差し。

お待ちかね!ワイナリーの製品の試飲の始まり!

 

ワイナリーの建物横の中庭に案内され、すっかりリラックス。

ぶどうの木の脇に、帆怖のパラソルを立てて、半日陰の素敵な空間。

真っ白なリネンのクロスの上に様々な形のワイングラスが載ります。

 

おしゃれなオープンエアに着々と準備は進む。

ゴクリッ。。待ちきれないです!

 

 で、お恥ずかしながら、この日まで知らなかったのですが、試飲は飲むわけではなく、味わうと大きなワインクーラーみたいな入れ物に、吐き出しているんですね。なるほど、プロはそうなのね。なんでも飲んじゃうと酔っぱらっちゃうものね。

 テレビで見ると、香りを見て、色を見て、口に含んでズーズー、クチュクチュしたあと、飲んでるけど。。。飲まないのか。。。。?? 

私?飲んだよ。どれもこれも。しかも、パンチェッタや、チーズ、生ハムも添えてくれるの。もう、天国ではないですか!

 

 

 

料理によって、合う合わないとかはあるのだろうし、人それぞれの好みも当然あるのだろうけど、ごめんなさい。偉そうにかっこつけて感想を伝えてはみたけど、結局、どれも美味しかった。アハハ!

 

確かに味はそれぞれに個性があって、作り手の作為がこんなに形に出来るのは芸術だよ。

プロのすごさは、その味を安定して共有できることだと思う。

次から次へと飲んで分かったこと、ほんと!美味しい!欲しいって言うものは、とても高価なワインでした。

さあ、酔っぱらって来ましたよ!

 ワインの楽しみ方や、それぞれの特徴、ワインによってグラスの形もちゃんと変えてくれる。ワイン通の人にはたまらないと思う。

 祐子さんは語学力、専門知識は当然だけど、ネゴシアンとしての顔を持っているせいか、ワイナリーの人に絶大なる信頼を得ているのが、その雰囲気でわかる。

 居心地が良いのはとても大切なことだよね。ワイナリーのスタッフは、皆とってもフレンドリーで、ただの素人のくだらない質問にも丁寧に説明をしてくれる。ガバガバ飲んで恥ずかしかったけど、止まらないわ。
 ちなみにシャンパンに肩を並べて人気のスペインのスパークリングワイン“カバ”。ここにも勿論ありました。美味しく飲むグラスの選び方などもレクチャーしてもらいました!

ワイナリーのリストを見ながら自己採点も面白い

 

 

 

試飲しながら、独自に好みをチェック!していく。

 

酔いに任せて、だんだんドラマの主人公みたいな哲学的なコメントになってしまう。

祐子さんがそれを通訳してくれる。

笑いがこぼれる。

良い時間が過ぎていく真夏の昼下がり。

旅のデザインラボだから実現できるスペシャルなワイナリー探訪!

 ワイナリーツアーは今や人気の旅のアイテム、観光客に特化したものはかなりの数のツアーがあります。お手軽だし、お土産選びにもいいかもしれない。でも、私たちは、敢えて観光地としての場所ではなく、ワイン好きの人のためのワンランク上、例えば、自分の店で使いたいみたいなプロフェッショナルの人の要望にも応えられるところ、特別に贈るワインをお土産にしたいなど、独自のこだわりをもった製造者の農園とか、用途を十分に加味したワイナリーをチョイスして、リーズナブルに紹介したいと思っています。ガイドは日本でもネゴシアンとして活躍している人が中心ですので、そこからいろいろな人の繋がりも出来るかもしれない。一期一会の気持ちで、繰り返される出会いを目指しています。

 旅を通して、幅広い世界が奥深くつながっていく。飲み、話し、知識を深める、そんなリッチな時間を提供出来ればと考えています。お一人、お一人に適したツアーをご提供いたします。

昼間のアルコールは効きます!7月真夏の日差しに照らされながら、ワイナリーをバックにお決まりの記念写真。
こだわりのワイン、美味しゅうございました。またいつか、お邪魔しま~す!

まだまだツアー続くぞ!次は贅沢気分が溢れ出る食事とワイン!